
ゴルフ場では、美しい景観と快適なプレー環境を維持するために排水機能が重要です。しかし排水不良が起きると、フェアウェイやグリーンに水が溜まり、芝の生育不良や病害の発生、さらにはプレーへの支障にもつながります。適切な排水対策は、ゴルフ場の品質と持続的な運営のために欠かせません。今回は、グリーンの表面排水不良がもたらす課題と改善の効果について解説いたします。
1. グリーンと排水の重要性
ゴルフ場のグリーンは「コースの顔」とも呼ばれ、プレーの質を左右する最重要エリアです。特に表面排水は、芝の健全な生育と快適なプレー環境を維持するために欠かせません。雨水や散水がスムーズに流れないと、水たまりや軟弱地盤が発生し、芝の状態悪化やプレー性の低下につながります。
2. 排水不良が起こる原因
地形のわずかな凹凸や経年変化
平坦な部分や微妙な凹みがあると、雨水が滞留しやすくなります。
芝の過繁茂
芝が密生しすぎると、微細な排水路が塞がれ、浸透性が低下します。
土壌の締まり
踏圧や経年により土壌が硬化し、排水性が失われます。
暗渠の劣化
既設の排水管や砂層の劣化により、水はけが悪化するケースもあります。
3. 排水不良がもたらす影響
芝の病害発生
湿潤環境が長引くことで、ピシウムや藻類の繁殖が増加。
プレー性の低下
水たまりによるボールの転がり不良や、グリーンのスピード低下。
維持管理コスト増
病害防除や補植の頻度が増し、管理コストが上昇。
ゴルファー満足度の低下
プレー環境が悪化し、コース評価にも影響します。
4.主な改善手法
表面の再勾配整備
不良箇所を切削・再造成して水の流れを確保。
コアリング・スパイキング
穴あけ作業により通気性・浸透性を改善。
砂のトップドレッシング
透水性を高め、表層の均一性を維持。
暗渠排水の更新
劣化した排水管や砂層を刷新し、長期的な改善を図る。
まとめ
ゴルフ場のグリーンはコースの顔であり、良好な排水が芝の健全性とプレー性を支えます。しかし凹凸や芝の過繁茂、土壌の締まり、暗渠の劣化などで排水不良が起こると、水たまりや病害、プレー性低下、管理コスト増につながります。改善には再勾配整備やコアリング、トップドレッシング、暗渠更新など総合的な対策が必要です。

担当者からのコメント
今回はグリーンの排水不良やその改善についてお話させていただきました。グリーンの表面排水不良は、芝の健全性・プレーの質・管理コストのすべてに悪影響を及ぼします。適切な改修や日常的な透水性改善の取り組みにより、グリーンは本来の美しさと機能を取り戻し、ゴルファーに快適なプレー体験を提供できます。
有限会社サカモト総業では、施工経験を活かしたグリーン改修の最適プランをご提案し、コースの価値向上に貢献しています。まずはお気軽にご相談ください。