
ゴルフ場運営において、コースコンディションと並び、近年あらためて注目されているのが場内ドライビングレンジ(コース併設練習場)の充実です。単なる付帯設備と見なされがちだった場内レンジは、いまや集客力・リピート率・収益性を左右する重要な要素となっています。
今回は、場内ドライビングレンジの充実がゴルフ場にもたらす具体的な効果について、運営・経営の視点から解説します。
場内ドライビングレンジとは
場内ドライビングレンジとは、ゴルフ場敷地内の打撃練習施設のことを指します。
ラウンド前後のウォームアップ用途に加え、近年では練習目的での来場やレッスン利用など、利用シーンが多様化しています。
1.来場者満足度を高める「準備できる環境」
ゴルファーにとって、ラウンド前に十分な準備ができるかどうかは、プレーの質だけでなく満足度にも直結します。
場内ドライビングレンジが充実していることで、メリットが生まれます。
•距離感や球質を事前に確認できる
•当日のスイング状態を把握できる
•コース条件に近い環境で練習できる
特にビジター利用者にとっては、
「準備しやすいゴルフ場=安心してプレーできるゴルフ場」
という評価につながりやすく、再来場のきっかけになります。
2.リピート率・会員定着率の向上
場内ドライビングレンジは、ラウンド利用以外の価値を提供できる点が大きな特徴です。
•短時間でも立ち寄れる
•練習目的だけで利用できる
•定期的なスイング確認の場になる
このような使われ方は、メンバーや常連客の来場頻度を高め、ゴルフ場との接点を増やす要因となります。結果として、年間利用回数の増加や会員定着率の向上につながります。
3.付帯収益を生み出す練習施設
場内ドライビングレンジは、コース利用料とは別に収益を生み出す安定した付帯収益源としても機能します。
•練習ボール代
•レンジ利用料
•レッスンプロとの連携事業
•スクール、イベント開催
これらは天候やコンペ開催状況の影響を受けにくく、ゴルフ場経営の収益構造を安定させる役割を果たします。
4.周辺ゴルフ場との差別化・集客力強化
価格や立地だけでの差別化が難しくなる中、練習環境の質はゴルフ場選択の重要な判断材料となっています。
•十分な距離が確保されている
•打席数に余裕がある
•芝、マット、集球環境が整っている
こうした場内ドライビングレンジの特徴は、「練習環境が良いゴルフ場」という明確な強みとなり、口コミや紹介による集客効果を高めます。
5.ゴルフ場ブランド価値の向上
場内ドライビングレンジの整備・充実は、「ゴルファーの上達と満足を大切にするゴルフ場」という姿勢を示すものです。
競技志向層、若年層、法人利用、ジュニア育成など、幅広い層への訴求力を高め、ゴルフ場全体のブランド価値向上につながります。
まとめ ~場内ドライビングレンジは“攻めの設備投資”~
場内ドライビングレンジの充実は、来場者満足度の向上だけでなく、複数の効果を同時にもたらします。
•リピート率の向上
•付帯収益の確保
•他コースとの差別化
•ブランド価値の強化
コースの価値を最大限に引き出すためにも、**練習環境の充実は「攻めの設備投資」**として、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。

担当者からのコメント
今回は場内ドライビングレンジの充実がもたらす効果についてお話させていただきました。場内ドライビングレンジの充実は、来場者の満足度を大きく左右します。単なる付帯設備ではなく、来場者が「またこのゴルフ場で練習したい」と思う大きな理由となる重要なテーマなので、ぜひこの機会に見直すことをお勧めいたします。
サカモト総業では、来場者満足度とゴルフ場の付加価値向上を重視し、安全性と美観を両立したコースづくりに取り組んでいます。運営視点に立ち、集客力とリピート率向上につながる環境整備をご提案します。